フリーランスエンジニアとの契約単価の考え方

今回は、フリーランスエンジニアの単価の考え方についてお話ししようと思います。
フリーランスエンジニアを活用する際に、避けては通れないこととして、単価の交渉があります。エージェント経由で契約する場合も直接契約する場合も、お互いに納得した金額で契約する必要があります。
皆様は、フリーランスエンジニアと契約する際の単価についてどのような考えをもっておりますでしょうか。なんとなくで決めてはいませんでしょうか。
Subroqの考えるフリーランスエンジニアの単価の考え方を紹介していきます。
考え方として2つの視点があります。
1. 市場単価感
2. 社内単価感
これらについて説明していきます。
1. 市場単価感
これは、どのような役割やスキルセットの場合、市場でどのくらいの単価なのかを表したものです。
一般的な市場単価感は以下の通りです。
PM: 80~120万
プログラマ: 60~100万
テスター/サポート: 50~70万
SE: 70万~100万
※Subroqの経験と調査に基づく情報のため、必ずしも正しいものではありません。
これは、エージェントを通した場合に、企業がエージェントに支払う金額です。全て月単価で20日働く前提の単価です。
エンジニア限定の単価感のため、例えばコンサルタントやデータサイエンティストなどは含んでおりません。
また、エージェントを通した場合、ここからマージンが引かれるため、実際にフリーランスエンジニアに支払われる金額は、もっと少なくなります。
もちろん優秀なエンジニアであれば、市場単価以上の金額をもらうことも可能です。
仮にフリーランスエンジニアが、エージェントを通さずに契約した場合は、契約した金額をそのまま受け取ることができます。
2. 社内単価感
これは、社内で現在契約しているフリーランスエンジニアの単価を仮で表したものです。
例えば、社内のフリーランスエンジニアとの契約金額が以下のような場合、
PM: 80~100万
プログラマ: 70~90万
テスター/サポート: 50~60万
SE: 70~80万
社内単価感が、市場価格感と大きくはずれていないため、人材の確保も契約もスムーズにいくことが多いと思われます。
市場単価感と社内単価感どちらを優先すべきか?
これは難しい問題ですが、社内単価感をまずは優先して採用活動を行うことをお勧めします。
理由としては、既に契約しているフリーランスエンジニアの単価を基準として今後の採用活動を行うことができるからです。
例えば、80万円で契約しているフリーランスエンジニアのスキルセットと役割はこのようなもの、という基準があれば、次に契約する人が90万円を希望した場合、この人よりもスキルセットや役割はどうなのかという判断をすることができるようになります。
仮に、社内単価感を優先したことによって全然応募がない、採用できないという状況になってしまった場合は、見直した方がいいです。
昨今エンジニアの需要は高まっており、単価もより高くなる傾向があります。それをどのように捉え対応するのか企業には求められております。
もし、単価交渉が難しいや、どのように募集すればいいかわからないなど、フリーランスエンジニアの採用/活用にお困りの方は、是非ご一報ください。