今回は、フリーランスエンジニアを採用する前にやることついてお話しようと思います。

新規プロジェクトでエンジニアを集めるため、既存プロジェクトで人員不足を解消するためなど、様々な開発プロジェクトでフリーランスエンジニアを活用するシーンがあります。

皆様は、どのタイミングでフリーランスエンジニアを活用するか明確な基準はありますでしょうか。なんとなくエンジニアが足りないので、フリーランスを使うというようになっていませんでしょうか。

Subroqの考えるフリーランスエンジニアを活用する前にやるべきことを紹介していきます。

1. チームメンバーで補うことができないか?

2. 同じようなスキルの人を取る必要があるか?

これらについて説明していきます。

1. チームメンバーで補うことができないか?

ありがちなのが、元々いたフリーランスエンジニアの人が契約終了のため、新しくエンジニアを雇うというパターンです。

新しいエンジニアを雇う前に、その人がどのような役割を担っていて、何のタスクをやっていたのかを明確にしたほうがいいです。

実は、その人の業務は、他のメンバーが少しづつ手伝えば、補うことができる。または、自動化できる業務をやっていたなんてことも往々にしてあります。

過去には、必要だと言われていたエンジニアが契約終了になったが、チームメンバーでうまくタスク分担ができてしまい、実はいなくても問題なかったということもありました。

このように人の増減だけで判断するのではなく、どのようなタスクがあり、誰がやるべきか、新しい人でなければできないのかなどをきちんと判断するようにしましょう。

2. 同じようなスキルの人を取る必要があるか?

コーディングのみをやっていたエンジニアが契約終了になった場合、またコーディングのみやってもらう人を採用するのか、きちんと検討することをお勧めします。

例えば、以下のような2人がいて、Bさんが契約終了でいなくなり、新しくCさんを探すことにします。

・Aさん: 正社員(サポート+コーディング)

・Bさん: フリーランス(コーディング)

Aさんの業務を棚卸ししてみます。

・サポート: 70%

・コーディング: 30%

このような割合で業務をしており、かつ、業務のヒアリングをしてみるとAさんはもっとコーディング業務に力を入れたいと思っていたとします。

その場合、Bさんと同じコーディングを100%やってもらう人を探すのではなく、サポート業務をやってもらえるようなエンジニアを探した方がよいです。

Aさん: 正社員(サポート+コーディング)

Cさん: フリーランス(サポート)

これによってAさんの業務は、以下のようなバランスになり、Aさんの意向にも添えることができます。

・サポート: 20%

・コーディング: 80%

フリーランスエンジニアの中にはコーディングだけでなく、サポートエンジニアのような業務を得意とする人もいます。人が減った時、増えた時には必ず、各人員の業務の見直しを行うことをお勧めします。

いかがでしたでしょうか。フリーランスエンジニアを契約する前に、自分たちのチームを見直し、どのようなスキルをもった人材が必要なのか明確にすることで、よりよりチームを気づくことができます。

もし、チーム状況を把握できていない、チームビルディングを手伝って欲しいなど、フリーランスエンジニアの採用/活用にお困りの方は、是非ご一報ください。