今回は、フリーランスエンジニアとの契約終了を判断を見極めるポイント(3ヶ月目~6ヶ月目)についてお話しようと思います。

初回契約期間が終了し、本格的な開発タスクを一緒に進めていく時期になっていると思います。優秀の人であれば、一人で大きな機能を開発したり、環境周りの整備などミドルウェアを含めた対応を行なっているような方もいるかと思います。

だんだん開発チームのやり方に慣れてきたタイミングですが、この期間でも今後も契約を続けていくか見定める大事なポイントがあります。

皆様は、このタイミングでフリーランスエンジニアのスキルをきちんと評価、判断できておりますでしょうか。なんとなく開発できているから大丈夫という判断になっていませんでしょうか。

Subroqの考えるフリーランスエンジニアとの契約終了を判断するポイントについて紹介していきます。

この期間になると、小規模なバグ修正や中規模の機能開発までプルリクがあがってくる頃だと思います。

ここで見るべきポイントは、以下の2つです。

1. 開発チームのやり方にマッチしているか

2. 実装コードや設計は問題ないか

これらについて説明していきます。

1. 開発チームのやり方にマッチしているか

例えば、テストに関することで言うと、テストコードをきちんと書く必要があるチームだった場合に、それに対する拒否反応がないかを見る必要があります。

エンジニアの中にはテストを極端に嫌う、軽視するような人が一定数います。そのような人が作ったシステムはクオリティが低いことが多いです。

テストコードに限った話ではありませんが、開発チームとしてクオリティをあげようと努力している中、そのようなルールに従わない場合は、注意が必要です。

従わないだけのフリーランスエンジニアは問題外ですが、開発チームのやり方に対して、もっといいやり方があることをアドバイスしてくれたり、実際に手本を見せてくれるようなフリーランスエンジニアは、優秀な人が多いイメージがあります。

コードレビューや設計などについても、開発チームがやっていた今までやり方と極端に異なる方法で行い、それに対して、明確な説明や意図を伝えないような人は、即契約終了にした方がよいです。

2. 実装コードや設計は問題ないか

開発を依頼し、実際にあがってきたコードを確認する際に、いい意味でも悪い意味でも想定からどの程度ずれているのか確認する必要があります。

いいエンジニアの場合、例えばバッチ処理を開発してもらった際に、なんらかの原因で処理が失敗し、リカバリが発生することを想定して作りを柔軟にしていたり、IFを工夫していたりすることがあります。

逆に、ダメなエンジニアは、リカバリの考慮は当然入っていなかったり、IFの柔軟性がなかったりすることがあります。

もちろん、事前にリカバリがあるかもしれないことを伝えるべきではありますが、100%すべてを仕様書や設計書に落とすことは難しく、必ず実装者側で考慮すべきようなことが起きます。

それに気付けるか、また気付いてどのような対応を行うかによって、エンジニアの実力を判断することができます。

違う言い方をすると、手がかからず、いい具合に対応してくれるか、漏れなく100%伝えないとダメなのか、程度はありますが、この観点で評価を行い、今後大きな開発や難しい開発を頼んだ際に、それに対応できるのかを見極める必要があります。

いかがでしたでしょうか。開発を進めていくとそのエンジニアの実力が見えてきます。その時に適切な判断を行い、今後も一緒に開発を進めることができるのか、考える必要があります。

もし、このような判断がうまくできない、または、判断を手伝って欲しい、チームビルディングを手伝って欲しいなど、フリーランスエンジニアの採用/活用にお困りの方は、是非ご一報ください。